『椅子を作ろう』と決めた数日後
早速やってきた、それはそれは大きな箱
ミシンほどもある幾重にもなって梱包されたダンボールに
一瞬怯みましたが、そこには椅子と革が入っておりました
厚ければ厚いほど革は重く、それが数枚重なって
包まっている事自体が重たいのですが
それ+椅子の木枠の大きさが相まって こんなたいそうな
荷物になって 無事届きました
普通の宅急便で送れるんですね
破いたり切ったりと壊しながら開ける事と比べると、
壊れてしまわないよう 動かないように 固定してと
考えながら梱包していくので なかなか時間がかかると
思います
固くてしっかりとした 桜の木のウッドフレーム
革製品よりも大きい椅子を作業台に置いて
細かい部分まで見入ってしまいます
我が工房の作業台は、革の制作がし易く
ちょうどよく収まります
少し大きいかな と感じるほどです
以前、
木の椅子職人の工房にお邪魔したとき
作業台のサイズがとても大きくて 使う道具も
機械も 革のそれとは比べられないほどだったのを
思い出して、作業場は ”作る” 物のサイズによって
大きさが決まるのだなと感じました
—-
実は 送って貰った革以外に、椅子用に仕入れた
しっかりとしたいいヌメ革が残っているので
それを使って 新色のトートバッグを作りました
使う上で伸びてはいけない、鞄の持ち手に使います
金具を使わない革の船型トートバッグ
全体がみやすく取り出し易いトートバッグです
今まで扱っていたネイビー革は 着物に合わせやすい
のでしょうか
着物で持たれるという方が何人かいらっしゃいました
色味もサイズ感もですが 金具を使っていない所も
合わせ易くて良いのだと思います